ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣

ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣

はじめに

総評

会社経営者、インフルエンサー、トレーニー、執筆家と複数の顔を持つ著者がどんなに多忙でもストレスゼロで在り続けるために大切にしている習慣を紹介しています。
まずは意識を変えてみることからというシンプルなものも多く、隙間時間を活用して良い情報を得ることができると思います。

オススメの読み方

やってみたいこと、自分が取り組んでいる姿を想像したらワクワクするものを見つけることが大切だと思います。最初から紹介されている全ての習慣に挑戦しようということは到底難しい話です。ストレッチ目標のように、少し背伸びをして取り組めそうなものをいくつか見つけてみると良いでしょう。

こんな方にオススメ!

・どうにもストレスから抜け出せない方

・自信がなく自己嫌悪に陥ることが多い方

・これからの将来に向けて人間関係・仕事・プライベートに不安がある方

・成功者や挑戦者の明るいチャレンジから自分でも挑戦できる「何か」を見つけるきっかけが欲しい方

著者紹介

 著者のテストステロンさんは130万人超えのフォロワー(2021年10月現在)を有するTwitterが特に有名でありますが、会社経営・執筆家など幅広く活躍されています。かつては学生時代に110kgに達する肥満から米国留学中に目覚めた筋トレにより40kg近いダイエットに成功するなど様々な伝説を持ち、2016年には「筋トレが最強のソリューションである」というタイトルで”筋トレ系自己啓発書”という独自のジャンルで大ヒット作を生み出しています。

現在は会社経営を続けながら筋トレと正しい栄養の知識を日本に普及させることをライフワークとして活動されています。
まとめます。「日々の筋トレと筋トレ啓蒙活動を人生の主軸としながら全く関係のない業界で社長業をしている変わったおっさん」です。

ポイント解説「ここを読め!」

本著は、習慣の例を7章に渡って紹介しています。
今回の記事では、それぞれの章から独断でおすすめできるものを私なりの解釈とメッセージを込めて紹介していく形にしようと思います。

①第1章 「やめる」より 「コントロールできないこと」で悩むのをやめる

キングオブ自己啓発とも呼ばれる7つの習慣に出てくる影響の輪にも通ずる内容ですが、自分のコントロールできる範疇にないことで悩んだり落ち込んだりすることをやめようという習慣の紹介です。

 世の中には自分だけではどうにもならないことが多くあるものです。
環境・他人の反応・評価・行動・言動・天候など、どれ細自分が努力をしてもコントロールすることは難しいものです。
一生懸命努力すれば天候を変えられるのであればサラリーマンになってビジネス書を探す人生は送っていないと思います。

時に潔く状況を受け入れ、諦める判断=自分がもっと注力すべきことに時間をかける習慣を大切にしましょう。

②第2章 「捨てる」より 「時間がない」を捨てる

「時間がない」ということは単なる言い訳に過ぎません。
夜に意中の異性とデートの予定があれば、何がなんでも仕事を終わらせようとするでしょうし、どうしても参加したいイベントがあれば何とか都合をつけて時間を作ると思います。

 24時間365日、誰にとっても平等に与えれらた時間において、行動に優先順位をつけて選択しているのは自分自身であり時間のせいではないということを受け止める習慣です。時間を言い訳にしている限りは何も始められません。

 もし、やりたいこと、挑戦してみたいことがあるのであれば覚悟と少しの勇気を持って挑んでみましょう。世の中には自分のやりたいことに出会えず悶々としている人や、やりたくないけれど仕方なく行動している人もたくさんいます。どうか決して時間を言い訳にせず優先順位をつけた上でやりたいことに挑戦してみましょう。
繰り返しますが時間は平等で、選択するのは自分自身です。

③第3章 「逃げる」より 「人格を否定してくる人間」から逃げる

 世の中には、どうしても言葉の選択が上手でなく人格・人間としての存在価値を否定してくるような発言を行う人がいます。そんな時グサッと刺さってしまうと「何の役にも立ったない」「自分には価値がない」などと感じてしまうことがあるかもしれません。しかし、①で紹介した習慣にも通ずることですが自分のコントロール範疇にないことで悩むことをやめること、そして人格を否定してくるような発言をしてくる相手は敵と認識し全力で逃げて良いのです。

 この世に価値のない人間なんて誰一人いない。
逃げることは悪ではなく、自分を守る為の「勇気ある撤退」です。

④第4章 「受け入れる」より 「自分の欠点」を受け入れる

 自分の欠点を理解しているということは、視点を変えれば何かしらの対策が打てるということ。改善できる努力でもいいし、得意な人の力を借りるでも良いのです。一番ダメな状態は自分の欠点がどこにあるのか理解できていない状態です。欠点は言い換えるならば「伸びしろ」です。欠点の適切な認識は問題解決の約半分を占めるくらいに重要です。

 世の中には解決できない問題も時に存在しますが、改善できない問題はありません。
欠点を改善しようという志という最強の武器を備えた人の前において欠点は無力です。
欠点を受け入れる強さを持ってみましょう。

⑤第5章 「貫く」より 「自分のルール」を貫く

 この数年、人々のキャリア観・職業観は大きな変化を繰り返してきました。その中でもトピックであることの一つが「自律」であると考えます。「自立」=何かを自らの力でできるようになる ではなく「自律」=自らの責任のもとで行動を選択することができるようになることです。ここで述べられている習慣はこの自律につながる大切なことになります。

 自分で課したルールを守ることは、自分との約束を守ることでもあります。
そのルールを守る最大の秘訣は一度決めたら何がなんでも守ることにあります。
(話が逸れますがさらに遡り大切になるのはルールや目標の設定において無理のないものや具体的で成果の見えるものなど原理原則が存在します)

 全てのルールの崩壊は小さな妥協から始まります。
自身の納得できるルールを設定し、そして自分との約束を守り続けることでルールを貫き、自分の中での自信という貯金を増やしていく大切な習慣です。

⑥第6章 「決める」より 「過去の自分と決別する」と決める

 「過去の自分と決別して変わりたい」この意思があればあなたは変わることができます。最も大切なことはその意思を持つことで、次いで少しの勇気を振り絞り、様々な手段で前に進むことで明るい未来が待っています。という習慣です。

そして紹介されている内容に少し加えるとするならば、過去の自分と決別する際に重要になることは自分の中で過去のネガティブなイメージが何に起因しているのかを正しく把握することだと思います。
仮に何か一つの事象に気持ちが引っ張られているとすれば大切な点があります。
それは「過去に起きた事実は変わらないが、その事実に向き合う自分の気持ちは変えることができる」ということです。
無かったことにはできませんが、未来の自分によって「あの過去があったから今の自分がある」というストーリーを作ることができます。

どんな過去でも、道は続く。そして未来は明るいということです。 

⑦第7章 「筋トレする」より 「筋トレする」

 最後はテストステロンさんらしく、全ての習慣に取り組みなさいとは言わないから、筋トレだけでも始めてみなさいということで締め括っています。

 私自身も早朝トレーニングの虜となっている一人ですが、健康的な身体・朝の有効な時間の活用・規則正しい生活習慣・自分で決めたルールを守るとたくさんのエッセンスが詰まった時間を過ごせています。
まずはここから始めてみるのも良いのかもしれません。

まとめ

さて、今回ご紹介した「ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣」ですが、テストステロンさんらしい言い回し・表現で溢れており、読み進める中で「自分にもできるかも!」と背中を押してくれる内容になっています。仕事もプライベートも心身の健康なしには成り立ちません。何か一つからで良いのだと思います。長い人生において良い習慣を重ねていくその第一歩になる一冊でした。

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